今回は、「霞ヶ浦(北岸)」でバス釣りするなら知っておきたい「ポイント」や「オススメの釣り方」を紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「霞ヶ浦」はどんなトコ?
「霞ヶ浦」は茨城県南東部にある超メジャーフィールドです。
JBTOP50、バサーオールスタークラシックなどのメジャー大会の開催場所となっています。
フィールドの特徴としては、全域的に水深が浅く、水質はマッディ(濁っている)。
水深が浅い分、雨や風による環境変化の影響をモロに受けるので、状況に応じた釣り方を選択することが重要になります。
非常に広大なフィールドなので、大きく4つのエリアに分けられます。
エリア | 主な特徴 |
---|---|
東浦 | 「霞ヶ浦大橋」よりも上流域(北側)のエリア。 水の動きが少なく、風の影響も受けにくいので、冬に強いエリアとして有名。(反面、夏場は水質悪化することも多い) アベレージサイズは小さめ。 |
西の浦 | 霞ヶ浦の西側にある「志戸崎」〜「土浦港」までのエリア一帯。 電車での交通便が良く、ショアライン沿いにストラクチャーが多いので、オカッパリには最適。 春から秋までがベストシーズン。 |
南岸 | 霞ヶ浦の南側にある「古渡ワンド」周辺のエリア。 基本的には遠浅の地形だが、ワンド・岬・水路などの大小のストラクチャーが点在。 バスのストック量が多いので、年間を通して楽しめる。 |
北岸 | 「霞ヶ浦の北東にある「霞ヶ浦大橋」〜「天皇崎」までのエリア。 全体的に地形変化が乏しく、遠浅の地形が多い。 スポーニングシーズンや増水時にはビックバスが期待できる。 ☆本記事で紹介するエリアはココです! |
1つのエリアだけ見ても、中小規模のフィールドくらいの広さです…
当然、1日で全てのエリアを回ることはできません。
その日の状況(季節・天候など)に合わせて、事前にエリアを絞り込むことが重要です。
一部の漁港などは、釣り禁止エリアとなっています。
現地の看板に注意して、立ち入らないようにしましょう。
基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ブルーギル、ナマズ など |
遊漁券 | なし |
レンタルボート店 | 多数あり |
マイボート持込 | 可 |
おすすめポイント
その① 一文字防波堤(オススメ度★★★★★)
ここは、霞ヶ浦大橋を挟んで一文字の防波堤が2つあるポイント。
東浦側の防波堤(マップピンの左上)はウェーダーがないと渡れないが、北岸側の防波堤(マップピンの右下)は歩いて渡ることができる。
防波堤の沖合には、流れてきた流木・ゴミなどが多数蓄積。
根掛かりに注意が必要だが、防波堤の沖合2〜3mあたりが一番の狙い目となる。
また、防波堤の内側にはアシも存在している。
沖が激しく荒れている時は、バス達がアシ際に避難していることも多い。
オススメの釣り方
朝イチのフィーディングタイムを狙うならスピナーベイトがオススメ。
フィーディング中のバスは、防波堤周辺のストラクチャーに浮いていることが多い。
ハイピッチャー3/8↓で大胆に攻めていけば、グッドコンディションのバスが期待できる。
防波堤の穴やアシ際を攻めるなら、アピール力強めのネコリグがオススメ。
ドライブクローラー4.5inch↓で丁寧に誘っていけば、居着きのバスが狙える。
その② 太郎岩(オススメ度★★★★☆)
ここは、広大なハードボトムエリアがあるポイント。
ショアライン沿いには水門やゴロタ石があり、好条件が揃っている。
オススメの時期は、スポーニングシーズンから7月のトロール漁が始まるまでの間。
この時期は、コンスタントに釣れるだけでなく、ランカーサイズも期待できる。
ハードボトムは広大なので、素早く広く探ることが釣果に結びつくことが多い。
周辺にある「高須ドック」と「萩根川ドック」は釣り禁止なので注意!
オススメの釣り方
沖のハードボトムを攻めるなら、ヘビキャロがオススメ。
ヘビキャロを使えば、バスの居場所が探れるだけでなく、地形変化も把握できるので一石二鳥。
ドライブビーバー3.5↓で丁寧に誘っていけば、バスを手にできる可能性は高い。
ショアライン沿いのゴロタ石を攻めるなら、ノーシンカーがオススメ。
ナチュラルな自発アクションをするヤマセンコー5inch↓を使えば、違和感なく口を使ってくることが多い。
その③ 田上造船の周辺(オススメ度★★★★☆)
ここは、鉄製スロープと水門が併設するポイント。
鉄製スロープの周辺には、ゴロタ石が多数存在している。
ゴロタ石の入っているポイントは、水深が1m未満であることが多い。
とても根掛かりしやすいので、ルアー選択に注意が必要となる。
霞水系で釣果に差をつけるには、このポイントのような目に見えないストラクチャーを攻略することが重要となる。
オススメの釣り方
ゴロタ石を攻めるなら、クランクベイトがオススメ。
スナッグレス(障害物回避)性能が高いルアーで大胆に攻めることが重要。
タイニーブリッツ↓でタイトに攻めていけば、リアクションバイトが狙える。
巻いて食わない場合は、テキサスリグがオススメ。
ゴロタ石の中を丁寧に探っていけば、バスが口を使う可能性が高い。
ルアーは、すり抜け性能が高いドライブシュリンプ4inchが有効。
その④ 五町田ドッグ北(オススメ度★★★★☆)
ここは、荒宿ドックと五町田ドッグの間にあるポイント。
沖には石積みの防波堤が数カ所あり、ショアライン沿いにはアシや水門がある。
また、目に見えないストラクチャーとして、防波堤の周辺にはゴロタ石が点在している。
主な狙い目は沖の防波堤となるが、釣果に差をつけるならゴロタ石を丁寧に探るのがオススメとなる
沖の防波堤までは、それなりに距離があるので遠投の効くルアーが有効になりやすい。
オススメの釣り方
防波堤を攻めるなら、重めのスピナーベイトがオススメ。
しっかり遠投し、防波堤のキワをしっかりトレースするのが重要となる。
ハイピッチャー1/2↓が適任と言えるだろう。
沖に点在するゴロタ石を攻めるなら、ジグヘッドワッキーがオススメ。
遠投の効くヤマセンコー5inchで丁寧に誘えば、バスを手にできる確率は高い。
その⑤ KMC周辺(オススメ度★★★★★)
ここは、KMC駐艇場が目印となるポイント。
テトラ、杭、石積み、水門など、多くのストラクチャーが点在している。
バスが隠れる場所が多いので、比較的魚影が濃いエリアである。
ただし、水深が全体的に浅いので、風などで荒れているときは釣りが難しい場合がある。
基本な攻め方は、ストラクチャーを回遊しているバスを狙うのがメインとなる。
オススメの釣り方
沖のストラクチャーを攻めるなら、トップウォーターがオススメ。
このポイントは水深があまりないので、フィーディングモードのバスが多い。
アピール力の高いラウダー50↓と使えば、激しいバイトが期待できる。
ショアライン沿いのアシやテトラを攻めるなら、ネコリグがオススメ。
ドライブクローラー4.5inch↓でテンポよく攻めると釣果に結びつきやすい。
ネイルシンカーは1.8g程度がちょうど良いだろう。
その⑥ 小高干拓(オススメ度★★★★☆)
ここは、一直線に護岸されたポイント。
全長2㎞に渡って、テトラが敷き詰められている。
特別魚影が濃いわけではないが、テトラの中には高確率でバスが潜んでいるので、テンポ良く探るのが重要となる。
また、見落としがちだが、やや沖にはゴロタ石が時々沈んでいることがある。
ダラダラとテトラを打ち続けるのではなく、テトラとゴロタ石が絡むポイントを重点的に攻めると良い釣果が期待できる。
オススメの釣り方
広範囲にテトラを攻めるなら、クランクベイトがオススメ。
波動が強いクランクベイトなら、テトラからバスを引っ張り出せる。
強波動が持ち味のコンバットクランク60↓が適任と言える。
テトラ撃ちをするなら、テキサスリグがオススメ。
7g程度のシンカーのドライブビーバー3.5inch↓をテンポ良く撃てば、引ったくるようなバイトが期待できる。
スペース
まとめ
霞ヶ浦(北岸)の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)
※本記事以外にも霞ヶ浦のポイントを紹介してますので、よろしければ参考にどうぞ↓↓↓