今回は、「新利根川」でバス釣りするなら知っておきたい「ポイント」や「オススメの釣り方」を紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「新利根川」はどんなトコ?
「新利根川」は、田んぼに水を供給するための水路として、利根川を分岐して作られた河川です。
利根川と並行して流れており、利根川と比べると川幅が狭いのが特徴。
水質はマッディで、ストラクチャーはアシ、倒木、杭など、様々なもの点在。
その中でも、ほぼ全域の岸際はアシで埋め尽くされており、ここにバスが潜んでいることが多いです。
なお、注意点としは、岸際のアシによってオカッパリがしにくい場所も多く、足元が滑りやすいです。
本気でやるなら長靴が必須装備であり、フローターを使うのも面白いでしょう。
「新利根川」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ブルーギル、 ナマズ、ライギョ など |
遊漁券 | なし |
レンタルボート店 | あり |
マイボート持込 | 不可 |
注意事項 | 漁港などの釣り禁止エリアに要注意! |
「新利根川」でオススメのポイント
① 水位観測塔 周辺(オススメ度★★★★★)
ここは、「水位観測塔」と「橋脚」が絡む好ポイント。
「水位観測塔」は、ちょうどカケ上がりの途中に位置しており、バスが着いていることが多い。
また、「橋脚」周りには、大雨で流れてきた流木・ゴミなどが多く沈んでいる。
さらに、日中には橋の下にシェード(日陰)が形成される。
シェードは「新利根川」でとても貴重なので、特に夏場などは見逃せないポイントとなる。
基本情報
足場の良さ | 橋脚の上→良い 川筋→悪い(ヤブ漕ぎが必要) |
主なストラクチャー | アシ、橋脚、水位観測塔 |
主な狙いどころ | 水位観測塔の根元 橋脚周り |
ベストシーズン | 春・夏・秋・冬 |
オススメの釣り方
「水位観測塔」を攻めるなら、D-SPIKERがオススメ。
このポイントは非常に目立つので、人的プレッシャーが高い。
D-SPIKER特有のブレードの水押しの弱さを生かせば、スレバスも口を使ってくれる。
② 真珠棚(オススメ度★★★★☆)
ここは、杭が張り巡らされた「真珠棚」があるポイント。
通年通して、ビックバスが釣れていることでも有名。
すぐ足元には隠れた沈み杭が存在しており、岸から1m程離れたあたりからカケ上がり(1m→3m)になっている。
多くの釣り人は、目に見える「真珠棚」や「アシ」を狙いがちだが、好釣果を上げるには目に見えないポイントを攻めることが重要。
「真珠棚」の中は釣り禁止なので注意!
基本情報
足場の良さ | 比較的良い(一部ヤブ漕ぎが必要) |
主なストラクチャー | 沈み杭、カケ上がり、アシ |
主な狙いどころ | カケ上がりに絡む沈み杭 |
ベストシーズン | 春・夏・秋・冬 |
オススメの釣り方
カケ上がりを攻めるなら、タイニーブリッツMRがオススメ。
高浮力によるスナッグレス性能を最大限に生かして、沈み杭にぶつけていけばリアクションバイトが狙える。
③ 平須橋(オススメ度★★★★★)
ここは、「平須橋」の橋脚に加えて、地形変化に富んだポイント。
一見すると橋脚だけに目が行きがちだが、停留船やゴロタ石などのバスが着きやすいストラクチャーが多い。
特に狙い目なのは、橋脚の根元あたりに沈んでいるゴロタ石。
ここがシェードと絡んでいるときは、バスが着いていることが多い。
また、橋の下流方面には、所々にアシがエグれたポケットがあるので、そこも見逃せない。
基本情報
足場の良さ | 比較的良い |
主なストラクチャー | 橋脚、ゴロタ石、杭、アシなど |
主な狙いどころ | 橋脚下のゴロタ石 |
ベストシーズン | 春・夏・秋・冬 |
オススメの釣り方
橋脚下のゴロタ石を攻めるなら、ドライブクローラー4.5inchのネコリグがオススメ。
ここは非常に根掛かりが多い場所ではあるが、思い切ってゴロタ石の中を攻めていけば、釣れる可能性は高い。
所々にあるアシのポケットを攻めるなら、ドライブビーバー4inchのテキサスリグがオススメ。
アシに擦りつけるようにタイトに落とし込めば、アシに隠れたバスがバイトしてくる。
水質がマッデイなので、あえて大きめの4inchを使うのもポイント。
④ 新橋(オススメ度★★★★☆)
ここは、「新橋」の橋脚とオダが絡むポイント。
水中に倒れこむようにして存在するオダの中に、バスが隠れている事が多い。
また、このポイントは、カケ上がり特徴的な形をしている。
通常、他のポイントのカケ上がりは岸際と平行して存在しているが、このポイントのカケ上がりは、橋脚下のエリアだけ極端に岸際に近づいてきている。
この見えない地形変化を釣ることが、釣果を分けるポイントになる。
基本情報
足場の良さ | 比較的良い |
主なストラクチャー | 橋脚、カケ上がり、オダ、アシなど |
主な狙いどころ | 橋脚下のカケ上がり |
ベストシーズン | 春・夏・秋・冬 |
オススメの釣り方
橋脚下のカケ上がりを攻めるなら、レッグワーム2.5inchのダウンショットがオススメ。
このカケ上がりは、回遊バスのルートになっていることが多い。
地形変化に沿って丁寧にシェイクしていれば、回遊バスがバイトしてくる。
⑤ 用水機場前(オススメ度★★★★☆)
ここは、用水機場に関する人口ストラクチャーが豊富なポイント。
「取水用の水門」や「配管パイプの橋脚」があり、護岸はコンクリートで整備されている。
甲殻類やベイトフィッシュが着きやすいので、バスの魚影は比較的濃い。
一番の狙い目は、「取水用の水門」である。
水門の入口は杭で囲まれており、ここに多くのベイトフィッシュが溜まっている。
また、用水機場がある側は、急なカケ上がりになって事も見逃せない。
基本情報
足場の良さ | 良い |
主なストラクチャー | 水門、杭、コンクリ護岸、カケ上がりなど |
主な狙いどころ | 水門入口の杭 |
ベストシーズン | 春・夏・秋・冬 |
オススメの釣り方
水門入口の杭を攻めるなら、ドライブスティック3.5inchがオススメ。
バックスライドセッティングにしてタイトに落とし込めば、餌を待ち伏せているバスを狙い撃てる。
ドライブスティックは甲殻類にも小魚にも化けてくれるのも嬉しいポイント。
コンクリ護岸を攻めるなら、フーラ2.5inchのダウンショットがオススメ。
護岸沿はバスが着いている(もしくは回遊してくる)可能性がとても高いので、じっくり誘うのがポイントとなる。
わりと根掛かりが多いので、オフセットフックが必須。
まとめ
新利根川の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)