今回は、兵庫県の「加古川」でバス釣りするなら知っておきたい「ポイント」や「オススメの釣り方」を紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「加古川」はどんなトコ?
「加古川」は、兵庫県の南部を流れる日本有数のリバーフィールドのこと。
古くからバスが生息しており、至る所にポイントがあってバスの魚影は濃い。
川の長さは全長90㎞以上もあり、上流域から下流域まで幅広いエリアでバスが釣れている。
主なストラクチャーは、ブッシュ・樹木・立木・ゴロタ石・テトラ・橋脚など。
リバーフィールドの定番ストラクチャーが豊富にあるので、バスにとっての絶好の隠れ家は多い。
ベストシーズンは6〜9月。特にスポーニングシーズンには、50㎝オーバーのバスも多く釣り上げられている。
「加古川」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ライギョ、ナマズ、ハス など |
---|---|
遊漁券 | あり |
レンタルボート店 | なし |
マイボート持込 | 不可 |
注意事項 | 遊歩道には歩行者や子供が多いのでキャスト時には要注意 |
「加古川」でオススメのバス釣りポイント
① 大伏(オススメ度★★★★☆)
ここは、バスの魚影が非常に濃く、年間通して安定した釣果が上がっているポイント。
川筋が大きく左に曲がっていることに加え、用水路からの流れ込みがあるので、常に水の動きがあってベイトフィッシュが溜まりやすい。
東岸(マップピン右側)のショアラインは、コンクリートで護岸されており、所々にブッシュがある。
一方、西岸(マップピン左側)のショアラインは、水辺に出るのも難しいほど濃いアシやブッシュに覆われており、足元にはゴロタ石が点在している。
また、やや下流へ行くと、テトラが入っているエリアがあり、その近くに小さな流れ込みもある。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ベイトフィッシュが多く、流れが効いているので、バスが活発にフィーディングしていることが多い。
波動が強めなDゾーンを使って、流れが効いているエリアを重点的に誘ってみるのがオススメ。
巻きの釣りで反応が得られない場合は、アシやテトラを狙うのがオススメ。
バトルホッグ3.8のテキサスリグをセットし、カバーの中を攻めてみればバスを手にできる確率は高い。
② 畑瀬橋 周辺(オススメ度★★★★☆)
ここは、非常に足場が良く、年間を通してバスが釣れるポイント。
畑瀬橋の下流には川幅全体に広がった大きな堰があり、この堰よりも下流へ魚が移動するのは難しいので、ベイトフィッシュ・バス共に溜まりやすい。
ショアラインは、全体的にコンクリートで護岸されており、簡単に水辺へ出られるので釣りはしやすい。
畑瀬橋のやや下流の西岸(マップピン左側)には、小さな流れ込みがあり、ここにバスが入り込んでいることが多い。
また、堰の周辺は、水の流れがかなり強く効いているので、朝夕にはバスがフィーディングしていることが多い。
<オススメの釣り方>
このポイントは、やはり大きな堰の周りが狙い目となる。
水の流れが効いている場所を中心に、ベントミノーを使って逃げ惑う小魚を演出してみれば、楽しい釣りが期待できる。
畑瀬橋周辺のオープンウォーターで釣りをするなら、広範囲に誘えるルアーが有効となる。
遠投性能が非常に高いレベルバイブを使って、テンポよく探っていくのがオススメ。
③ 日本へそ公園駅前(オススメ度★★★★☆)
ここは、通年安定した釣果が上がっているポイント。
岩場の地形が多く、バスが身を潜めやすいストラクチャーが多い
西岸(マップ左側)のショアラインは、コンクリートできれい護岸されており、所々にブッシュがある。
一方、東岸(マップ右側)のショアラインは、水辺に出るのも難しいほど濃いアシやブッシュに覆われていおり、樹木がオーバーハングがしている。
やや下流へ行くと、岩場が広がっており、このあたりから水の流れが急になっている。
なお、このポイントは、夏場にはバーベキュー客が多いので注意が必要。
<オススメの釣り方>
このポイントは、まずは岩場周りをチェックすることが望ましい。
岩に引っかかりにくいドライブシャッド4を使って、岩の間を巻いてみるのがオススメ。
日中などの日差しが強い時は、西岸のオーバハングを狙うのがオススメ。
ニンムシを使って、シェードの中にスキッピングしてみれば、サイズは選べないが楽しい釣りが期待できる。
④ 津万橋 周辺(オススメ度★★★☆☆)
ここは、増水した時におすすめのポイント。
普段は全体的に水深は浅く、「津万橋」のやや下流はチャラ瀬のようになっている程であるが、大雨などで水位が増した時はバスが集まっていることが多い。
ショアラインは、ゴロゴロとした岩が入った川原になっており、所々にブッシュがある。
「津万橋」には橋脚が2つあり、バスが付きやすいストラクチャーになっている。
また、見落とされがちであるが、「津万橋」の橋脚周辺は、川幅が少し広がっているため反転流が発生していることが多い。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、橋脚周辺の反転流に集まっていることが多い。
小さめのタイニーブリッツで反転流の中を巻いてみれば、活性の高いバスが取り合うようにバイトしてくることがある。
橋脚にピッタリと付いているバスを狙うなら、ジグヘッドワッキーがオススメ。
カットテール4を使って、橋脚に擦り付けるようにフォールさせてみれば、バスの反応は得やすい。
⑤ 中郷橋 周辺(オススメ度★★★☆☆)
ここは、スポーニングシーズンに実績が高いポイント。
3月頃から釣れ始め、40㎝オーバーの良型が釣れていることが多い。
ショアラインは、東岸(マップ右側)は川原になっていて、西岸(マップ左側)はやや急な斜面でブッシュが点在している。
「中郷橋」には橋脚が2つあり、橋脚周辺にはコンクリートのブロックが入っており、絶好のバスの付き場となっている。
また、「中郷橋」のやや下流西岸(マップ左側)には、水門があって水が流れ込んでいる。
<オススメの釣り方>
このポイントは、橋脚周りのコンクリートブロックが狙い目となる。
根掛りしにくいガンタージグ・フリップを使って、ボトムパンプしてみればリアクション的に食ってくることが多い。
ボトムで反応が得られなければ、グラビングバズで誘ってみるのがオススメ。
3インチグラブのノーシンカーをセットし、水面をゆっくり巻いてみれば楽しい釣りが期待できる。
⑥ 新西脇大橋 周辺(オススメ度★★★★★)
ここは、加古川の中でもトップクラスにバスの魚影が濃いポイント。
特に、スポーニングシーズンから初夏にかけては、頻繁にボイルを見ることができる。
ショアラインは、西岸(マップ左側)は川原になっていて、東岸(マップ右側)は急な岩場の斜面でブッシュが点在している。
「新西脇大橋」のやや上流からは「比延谷川」からの流れ込みがあり、さらに合流点の周辺にはテトラがいくつも入っている。
なお、このポイントは実績が高い反面、人的プレッシャーはやや高め。
<オススメの釣り方>
このポイントは、「比延谷川」からの流れ込み周辺で、バスがボイルしていることが多い。
ラストエース75のノーシンカーを使って、水面直下をトゥイッチしてみれば、激しいバイトが期待できる。
バスがフィーディングしている雰囲気ではない時は、テトラ撃ちがオススメ。
程よい自発的アクションをしてくれるヤマセンコー4を使って、テンポ良くフォールさせてみれば、バスのキャッチ率は高い。
まとめ
加古川の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)