今回は、三重県の「小森ダム」のバス釣りポイントを紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「小森ダム」はどんなトコ?
「小森ダム」は、三重県の南東部にあるリザーバーフィールドのこと。
全国的に有名な池原ダムや七色ダムと同じ「北川水系」に属するダムである。
池原ダム・七色ダムと聞けば想像できると思うが、やはりビッグバスの実績はとても高い。
ダムの形状は、全体的に細長い形をしており、感覚的には川に近い雰囲気である。
主なストラクチャーは、岩盤、立ち木、流れ込み、崩落跡などのリザーバーの定番スポットが多い。
年間通してバスは釣れているが、もっともビッグバスが狙えるのは5〜7月と言われている。
なお、1日の水位変動は大きく、場合によっては1m以上も増減水することがある。
バスの動きを見極めるには、水位変動に木を配ることもポイントになる。
ちなみに、現状はレンタルボート店は営業していないので、ボートでの釣りはマイボートになる。
「小森ダム」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ニゴイ、ハス など |
---|---|
遊漁券 | なし |
レンタルボート店 | なし |
マイボート持込 | 可能 |
注意事項 |
・所々に切り立った岩盤があるので、足元に注意が必要 ・1日の水位変動が大きいので、おかっぱりでは要注意。 |
「小森ダム」でオススメのバス釣りポイント
① ダムサイトの岩盤(オススメ度★★★☆☆)
ここは、階段上のカケアガリがあるポイント。
今回紹介するポイントの中では、もっとも下流に位置するポイントとなる。
岸際は岩盤になっているが、水中は変化に富んでいる。
また、周辺には「立ち木」も点在しており、地形変化が複合している所にバスが潜んでいることが多い。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、「カケアガリ」に隠れている甲殻類を捕食していることが多い。
根がかりしにくいDジグを使って、「カケアガリ」や「立ち木」をタイトに釣っていけば、バスの反応が得られる可能性は高い。
② 下流部のベント(オススメ度★★★★☆)
ここは、ダムの形状が大きく曲がり込んでいるポイント。
地図を見ても明らかであるが、非常に大きな地形変化であるだけでなく、流れ込みも絡んでいるので、小森ダム屈指の好ポイントである。
ちょうどマップピンのあたりの岬は、水中まで伸びており、バスの捕食エリアになることが多い。
また、マップピンの左側にある流れ込みの河口部には「沈みオダ」があり、そのやや下流には「水中島」がある。
このポイントで好釣果を上げるには、前述のような水中ストラクチャーを攻略することが重要になる。
<オススメの釣り方>
このポイントは、比較的水通しが良いのでベイトフィッシュが多く、活発に餌を追い回しているバスが多い。
逃げ惑うベイトフィッシュを演出できるベントミノー63を使って、表層で誘ってみれば激しいバイトが期待できる。
「水中島」や「沈みオダ」を攻めるなら、根掛かりしにくいネコリグがオススメ。
ネコリグと抜群に相性が良いトルキーストレート3.8を使ってみれば、バスの反応が得られる確率は高い。
③ 四ノ川の流れ込み(オススメ度★★★☆☆)
ここは、「四ノ川」が流れ込んでいるポイント。
常に水の流れが発生しており、ベイトフィッシュが溜まっていることが多い。
ちょうどマップピンの河口部には、川の流れにより作られた「サンドバー」があり、バスの回遊ルートになっている。
また、「サンドバー」の周辺には、「沈み木」などのストラクチャーも点在しており、見逃せないポイントになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、常にフレッシュな水が供給されているの、ベイトフィッシュが群れていることが多い。
見た目がリアルなオーバーリアル63を使って、表層の弱った小魚を演出してみるのがオススメ。
④ 岩の島(オススメ度★★★☆☆)
ここは、中洲のように岩の島があるポイント。
島の周囲には、大小の岩が点在しており、バスの絶好の隠れ家になっている。
また、風が吹いた時や、台風などで水の流れが強すぎる時は、この島がバスの退避場所になることも多いので、荒れた時にオススメのポイントでもある。
さらに、この島の周辺は水深が深くなっており、秋から冬にかけて実績が高い傾向もある。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ゴロタ石がとても多く、ハードボトムを攻略することがキモになる。
根がかり回避性能が高いレベルクランクを使って、ボトムノックしながら巻いてくるのがオススメ。
低水温期には、やはりメタルバイブがオススメ。
アクションの立ち上がりが抜群に早く、使い勝手がとても良いリトルマックス1/4を使ってみれば、タフな状況でも1匹を絞り出せる。
⑤ 上瀞橋 周辺(オススメ度★★★★☆)
ここは、ストラクチャーが豊富で、水通しも良いポイント。
「流れ込み」をはじめとして、バスが好む条件が多く、ビッグバスの実績が高い。
上瀞橋の上流と下流のそれぞれには「スタンプ」が点在しており、ピンポイントでバスが付いていることが多い。
また、「流れ込み」の河口部あたりは、砂利浜になっていて足場がよく、オカッパリはしやすい。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、スタンプに身を潜めながら、回遊してくるベイトフィッシュを狙っていることが多い。
ベイトフィッシュの群れを演出できるDゾーン3/8を使って、スタンプにぶつけるように巻いてくるのがオススメ。
⑥ 中洲 周辺(オススメ度★★★★☆)
ここは、「小森ダム」でもっとも大きな中洲があるポイント。
全体的に水深は浅く、春はスポーニングエリアになることが多い。
中洲には2本の橋がかかっており、それらの橋の「橋脚」や「シェード」には、バスが付いていることが多い。
また、中洲の下流側(マップピンの左側)は岬状になっており、ベイトフィッシュの回遊コースになっている。
なお、ショアラインは砂利浜が多く、オカッパリは非常にしやすい。
<オススメの釣り方>
このポイントは、比較的水深が浅く、ベイトフィッシュが視認できることも多い。
ドライブシャッド3.5を使って水面直下を引き波を立てながら巻いてみれば、激しいバイトが期待できる。
中洲に架かる「橋脚」を釣るなら、ヤマセンコー4がオススメ。
ノーシンカーで「橋脚」にタイトにフォールさせてみれば、手堅くバスを手にできる確率が高い。
⑦ 新大沼橋 周辺(オススメ度★★★★★)
ここは、ストラクチャーが豊富で、バスの魚影がとても濃いポイント。
新大沼橋の少し上流側には「尾川川」の流れ込みがあり、ベイトフィッシュとそれを狙うバスが溜まっていることが多い。
新大沼橋の少し下流西側には、「大岩」がいくつも存在しており、甲殻類の隠れ家になっている。
このポイントは多種多様なエサが豊富なので、常にバスがストックされている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、バスの魚影が濃いので、ピンポイントを丁寧に誘っていけば釣果が出やすい。。
マッチザベイトさせたライク2.5を使って、水面をピクピク誘ってみれば楽しい釣りが期待できる。
表層で反応がなければ、レッグワーム2.5のダウンショットがオススメ。
ベイトフィッシュが多いポイントを狙って、丁寧にシェイクしていけばサイズはともかくバスを手にできる可能性は高い。
まとめ
小森ダムの「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)