長良川(愛知県・三重県)のバス釣りポイント【オススメの釣り方も紹介】

今回は、愛知県と三重県の県境を流れる「長良川」のバス釣りポイントを紹介します。

「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。

「長良川」はどんなトコ?

「長良川」は、源流は岐阜県にあり、中・下流域は愛知県と三重県の県境を流れる河川のこと。

比較的規模が大きいため、中部エリアでは人気のリバーフィールドになっている。

バスの生息は、1990年前後から確認されており、時が経つにつれビッグバスの実績が高くなっている。

ただ、バスの個体数はそれほど多くないため、状況に合わせたエリア選択がとても重要になる。

足場は良い場所が多く、駐車スペースも所々にあるため釣りはしやすい。

ストラクチャーは、リバーフィールド定番の「テトラ」「アシ」「水門」などが多く点在しており、魚探がなくても狙い所はわかりやすい。

なお、「長良川」には漁船や漁具が所々にあるので、キャスト時には要注意。

「長良川」の基本データ

釣れる魚 ラージマウスバス、スモールマウスバス、ブルーギル、、ナマズ、シーバス など
遊漁券 なし
レンタルボート店 なし
マイボート持込
注意事項 ・漁船や漁具にルアーを引っ掛けないように要注意
・河川沿いにある公園周辺は一般歩行者が多い時がある

「長良川」でオススメのバス釣りポイント

① 伊勢大橋 周辺(オススメ度★★★☆☆)

ここは、広大な「アシ原」が広がっているポイント。

今回紹介するポイントで、最も下流域に位置している。

春にはスポーニングエリアになることが多い。

ショアライン沿はコンクリートで護岸されており、護岸に沿うように「アシ」が群生している。

また、一見するとわかりにくいが、水中のボトムには「チャンネル跡」や「浚渫跡」がある。

こうした見えない地形変化を攻略することで、釣果に差が出ることが多い。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、やはり「アシ」の中に隠れていることが多い。

アピール力が強いエスケープツインのテキサスリグを使って、濃い「アシ」の中を果敢に攻めていけばビッグバスが期待できる。

やや沖の地形変化を狙うなら、キャロライナリグがおすすめ。

障害物に引っ掛かりにくいドライブシュリンプ4を使って、ボトムをズル引いてみれば、バスからの反応が得られる確率は高い。

② 近鉄線 鉄橋下(オススメ度★★★★☆)

ここは、「長良川」の中でも有数の魚影が濃いポイント。

大きな鉄橋が2つ架かっているため、大規模なシェード(日陰)ができるので晴天の日はバスが集まっていることが多い。

ショアライン沿はコンクリートで護岸されており、水深は1m程度で所々に「アシ」が生えている場所がある。

やや沖には「アシ」が生えているほか、「橋脚」が2箇所ある。

また、沖の「アシ」や「橋脚」の周りには、大小の「石」が沈んでおり、甲殻類の絶好の隠れ家になっている。

<オススメの釣り方>

このポイントは、沖の「アシ」や「橋脚」の周辺で釣果が出ることが多い。

障害物に根掛かりしにくいクリスタルS3/8を使って、手返し良く広範囲を探ってみれば活性の高いバスがバイトしてくることがある。

③ 水門周辺(オススメ度★★★☆☆)

ここは、比較的ストラクチャーが豊富にあるポイント。

晩秋に実績が高いほか、バスがいる時といない時の差がはっきりしているので、あまり粘らずに釣ることが望ましい。

ショアライン沿はコンクリートで護岸されており、所々に「アシ」が生えている場所がある。

「水門」と「川筋」がぶつかる出入口周辺には、「アシ」や「杭」が点在している。

日によっては「係留船」が浮いていることもある。

<オススメの釣り方>

このポイントは、「水門の中」か「水門の出入口」のどちらかで釣れる事がほとんどで、バスがいる場所がある程度特定されている。

HPシャッドテール3.1のダウンショットリグを使って、ピンポイントをテンポ良く釣っていけば、効率よくバスが狙える。

④ 鉄塔前(オススメ度★★★☆☆)

ここは、ボトムの地形変化が豊富にあるポイント。

足元があまり良く無いので、オカッパリするならしっかりとした服装が必要となる。

ショアライン沿いは「アシ」や「ブッシュ」が群生している。

足元には「大小の石」が無数に沈んでいるほか、やや沖には「水中岬」や「浚渫跡」がある。

水深は、やや沖に出ると急激に深くなっており、最大約8mものディープが広がっている。

なお、このポイントはボート釣りで人気のため、無用なトラブルがないように気を付ける必要がある。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、「足元」に沈んでいる「石」の周辺を回遊している事が多い。

浮力が高くて引っ掛かりにくいブリッツMRを使って、「石」にコンタクトさせて巻いてみれば、リアクションバイトが狙える。

巻物で反応がなければ、沖の地形変化を狙うのがおすすめ。

ドライブシュリンプ4のキャロライナリグを使って、ボトムの地形変化をサーチしつつズル引きしてみれば、効率よくバスが狙える。

⑤ 船頭平河川公園(オススメ度★★★★★)

ここは、「長良川」に「木曽川」の水が流れ込むポイント。

複雑な水の動きが発生しやすく、ベイトフィッシュなどが集まりやすい地形をしている。

ショアライン沿はコンクリートで護岸されており、左岸(マップピンの下あたり)にはテトラが入っている。

河川が合流するあたりには、「中洲」が隠れており、その周辺には水面に見えないが「アシ」が多く入っている。

また、合流点から木曽川方向に向かって「カケアガリ」(6m→1.5m)が形成されている。

なお、合流店付近には漁船が停泊しているが、その周辺は釣り禁止なので要注意。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、ベイトフィッシュを活発に追っている事が多い。

逃げまどう小魚を演出しつつ、広範囲に誘いをかけれるシャワーブローズを使えば、激しいバイトが期待できる。

日中などの厳しい時間に釣りをするなら「テトラ撃ち」がおすすめ

ドライブショットのバックスライドを使って、テトラの奥にルアーを送り込んでみれば、スレバスも口を使うことが多い。

⑥ 揖斐川 連絡水門(オススメ度★★★★☆)

ここは、隣を流れる「揖斐川」と繋がっている「水門」があるポイント。

この「水門」は、比較的規模が大きいので、「長良川」の中でも有数のストラクチャーになっている。

ショアライン沿いは綺麗にコンクリートで護岸されており、足元には「ゴロタ石」や「立木」(水位によっては先端しか水面に現れていない)が点在している。

「水門」の沖にある設備付近からは、急激な「カケアガリ(2m→8m)」が形成されている。

また、沖の設備のやや下流側には、「コンクリートブロック」が沈んでおり、隠れた狙い目になっている。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、「水門」やその付帯設備によって作られる「シェード」に浮いている事が多い。

中層でも食わせやすいウィップクローラー5.5を使って、ノーシンカーでフリーフォールさせてみれば、ラインが走っていくバイトを得られることが多い。

「水門」周辺で反応がない時は、沖のディープを狙うのがおすすめ。

根掛かりしにくいトルキーストレート4.8のネコリグを使って、ボトムで跳ねるようにシェイクしてみれば、手堅くバスを手にできることが多い。

⑦ 木曽三川公園 下流(オススメ度★★★☆☆)

ここは、国営木曽三川公園の下流に位置するポイント。

公園内に大きな駐車場があり、トイレも設置されているため、快適に釣りができる。

ショアライン沿いはコンクリートで護岸されており、足元に沿うように無数の「テトラ」が沈んでいる。

「テトラ」以外には目に見える変化はないため、長々と続く「テトラ」を釣ることがメインパターンとなる。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、やはり足元の「テトラ」に身を潜めていることが多い。

障害物の回避性が高いDゾーン3/8を使って、長々と続く「テトラ」を効率よく探ってみれば、食い気のあるバスを拾い釣ることができる。

⑧ 長良川大橋 北ワンド(オススメ度★★★☆☆)

ここは、「長良川」では珍しいワンドの形状をしているポイント。

春はスポーニングエリアになることが多く、ビッグバスの実績が高い。

ショアライン沿いはコンクリートで護岸されており、ワンドの内側には「スロープ」がある。

この「スロープ」の沖は、船をスムーズに昇降するため急な「カケアガリ」(2m→5m)になっている。

沖には「杭」や「立木」が点在しており、その周辺には「大小の石」もが沈んでいる。

また、「杭」や「立木」より沖は、急な「カケアガリ」(2m→5m)になっており、隠れた狙い目になっている。

<オススメの釣り方>

このポイントは、まずは沖の「杭」や「立木」を狙うことがメインとなる。

ピンポイントで誘えるDジグカバー2.8gを使って、ゆっくりと丁寧に誘ってみれば、バスを手にできることが多い。

沖の「カケアガリ」を釣るなら、キャロライナリグがおすすめ。

ベイトのサイズ合ったドライブシャッド3.5を使って、カケアガリに沿ってボトムを引いてみれば、思わぬビッグバスに出会えることがある。

⑨ 長良川大橋 北中洲(オススメ度★★★☆☆)

ここは、「アシ」に覆われた中洲があり、ストラクチャーも豊富にあるポイント。

中洲が本流の流れを遮ってくれるので、本流が荒れたときはバスが避難してくることが多い。

また、春はスポーニングエリアになることが多く、ビッグバスの実績が高い。

ショアライン沿いはコンクリートで護岸されており、沖には「アシ」や「立木」が多く入っている。

また、ボトムには「流木」や「倒木」も多く沈んでおり、しっかりとした根掛かり対策が必要となる。

なお、マップピンよりも上流側へ行くと、足場が悪くなるので、オカッパリをする場合は注意が必要となる。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、沖のストラクチャーにタイトに付いていることが多い。

しっかりとしたガードが付いているガンタージグ3/8を使って、根掛かりを恐れず攻めていけば、ビッグバスのバイトが期待できる。

⑩ 水中堤防(オススメ度★★★★☆)

ここは、昔に作られた「堤防跡」が沈んでいるポイント。

今回紹介するポイントで最も上流に位置している。

ショアライン沿いはコンクリートで護岸されており、足元に沿って「立木」が入っている。

「堤防跡」とは「コンクリートの支柱」であり、この「コンクリートの支柱」は岸から沖に向かってがいくつも整列して沈んでいる。(この「堤防跡」は全部で10箇所以上ある)

また、「コンクリートの支柱」の周辺には、「流木」や「ゴミ」が引っ掛かっていることが多い。

<オススメの釣り方>

このポイントのバスは、「コンクリートの支柱」に引っ掛かっているストラクチャーに付いていることが多い。

根掛かりにくいトルキーストレート4.8のネコリグを使って、カバーに引っ掛けながら誘っていけば、バスのバイトが得られることが多い。

ライトリグで反応が悪いときは、プラグを巻くことがおすすめ。

障害物にヒットしたときに綺麗にヒラ打ちするクロールアップを使って、カバーにぶつけながら巻いてみれば、リアクションバイトが期待できる。

まとめ

長良川の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。

正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。

興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。

なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。

もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。

この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)

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