今回は、「本栖湖」でバス釣りするなら知っておきたい「ポイント」や「オススメの釣り方」を紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「本栖湖」はどんなトコ?
「本栖湖」は、山梨県の富士五湖の一つである山上湖フィールドのこと。
富士五湖の中で最も水深が深く、透明度も高い。
岸際は全体的に足場が良く、オカッパリがしやすいポイントが多い。
自然環境が良くて景色も綺麗なので、とても気持ちよく釣りができる。
ベストシーズンは5〜9月。水温の上昇が遅いのでスポーニングも5月頃から始まることが多い。
また、冬の寒さは想像以上に厳しく、11〜2月頃は釣果云々ではなく釣り自体が困難となる。(相当な覚悟が必要)
なお、富士五湖の中ではアングラーの数は少なく、バスはあまりスレていない傾向がある。
「本栖湖」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ニジマス、ブラウントラウト、ナマズ など |
---|---|
遊漁券 | あり(800円) |
レンタルボート店 | あり |
マイボート持込 | 不可 |
注意事項 | 特になし |
「本栖湖」でオススメのポイント
① トンネル下(オススメ度★★★☆☆)
ここは、ガレ場や大岩が点在するポイント。
トンネルのすぐ下を降ったところには、ブッシュがあるほか、大岩が沈んでいる。
また、トンネルの北西岸(マップピン左上)あたりには、ガレ場が広がっている。
付近に駐車場が数カ所あるので、オカッパリはしやすい。
なお、増水している場合は、歩いてい降りられないことがあるので注意が必要。
<オススメの釣り方>
このポイントの1番の狙い目は、やはりガレ場である。
根掛りしにくいDゾーンを使って、ガレ場にコンタクトさせながら釣るのがオススメ。
② 亀石(オススメ度★★★☆☆)
ここは、本栖湖で一番のスポーニングエリアとなるポイント。
急斜面なのでオカッパリからのアプローチはやや困難で、ボートでの釣りがメインとなる。
岸近くは、シャローエリアが広がっており、例年、春にはたくさんの見えバスがウロウロしている。
釣れるバスの大半は見えバスとなることが多い。
また、沖は大小の岩が点在するハードボトムになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、リアル系のルアーへの反応が良い傾向にある。
マイラーミノーのノーシンカーリグをセットし、表層をピクピクさせてみれば、スレバスも口を使うことが多い。
③ 本栖湖観光協会前(オススメ度★★★★☆)
ここは、バスの魚影が濃くて初心者にオススメのポイント。
ワンドの地形をしていることに加え、様々なストラクチャーがあるのでバスが身を潜めやすい。
東岸(マップピン右側)にはボート小屋があり、その周辺には桟橋がいくつか設置されている。
西岸(マップピン左側)には溶岩帯が広がっており、その隙間や影にバスが身を潜めていることが多い。
さらに、ワンドの最奥にはブッシュがあり、ここもバスの付き場になっている。
<オススメの釣り方>
このポイントはバスは、桟橋やブッシュの影に潜んでいることが多い。
ドライブスティック3.5のノーシンカーをセットし、バックスライドさせながらカバーの奥の奥まで送り込んでみれば、バスが釣れる確率は高い。
④ 遊覧船発着所 周辺(オススメ度★★★☆☆)
ここは、岬状に地形が張り出しているポイント。
周辺には観光船の発着場があり、桟橋・スロープ・係留船などのマンメイド(人工的な)ストラクチャーがある。
ちょうどマップピンのあたりは岬状の地形をしており、この地形は水中まで長く続いている。
また、沖には所々に岩が沈んでいる。(特に岩が多いのは観光船の発着場周辺)
<オススメの釣り方>
このポイントは、岬周辺の地形変化を釣るのが有効となる。
アピール力が高すぎないフーラのダウンショットリグをセットし、岬の周辺を丹念に探ってみるのがオススメ。
⑤ スポーツセンター前(オススメ度★★★☆☆)
ここは、沖までシャローフラットが広がるポイント。
一見すると目立ったストラクチャーは無くて釣りしにくく感じるが、実はベイトフィッシュが非常に豊富で実績は高い。
ちょうどマップピンの北側(上側)には岸際に大小の岩があり、水位の変動によって見えたり見えなかったりする。
また、マップピンの南西側(左下側)にはガレ場が広がっており、沖の7〜8mくらいの距離まで続いている。
駐車場がたくさんあるので、オカッパリは非常にしやすい。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、ベイトフィッシュについてウロウロしていることが多い。
広範囲に誘えるレベルバイブを使って効率よく探っていけば、高活性のバスの拾い釣りができる。
⑥ 大曲(オススメ度★★★☆☆)
ここは、本栖湖の中でもビッグバスの実績が高いポイント。
地形変化が豊富なので、ベイトフィッシュが集まりやすい傾向がある。
ボトムは砂地が広がっており、所々に岩が沈んでいる。
ちょうどマップピンのあたりには、倒木・ブッシュ・沈み木などの目立つストラクチャーが多く、バスが溜まっていることが多い。
また、沖の6〜7mくらいの距離まで行くと、急深なカケアガリがある。
<オススメの釣り方>
このポイントの一番の狙い目は、倒木・ブッシュ・沈み木などのストラクチャーとなる。
根掛りしにくいタッガー+HPミノーの組み合わせを使って、カバーの中で小刻みにシェイクしてみれば、思わぬランカーサイズがヒットすることがある。
⑦ 広河原(オススメ度★★★★☆)
ここは、砂地のシャローエリアが広がるポイント。
本栖湖の南岸エリアは岸近くから急深であることが多いが、このポイントだけは15mほど沖までシャローが続いている。
周辺のエリアと地形が大きく異なるため、ベイトフィッシュを含め多種多様な魚が集まりやすい。
ショアラインはブッシュが茂っている場所が多く、オカッパリができるポイントは限られている。
さらに、鯉釣りでも人気のポイントであるため、先行者がいる場合は釣りが難しい場合がある。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、ベイトフィッシュが豊富なのが特徴なので、横の動きのルアーに反応が良い。
ワカサギに似せたオーバーリアル63を使って、表層をスローに巻いてみるのがオススメ。
⑧ 川尻ワンド(オススメ度★★★★☆)
ここは、湧水や伏流水があって水の動きが多く、バスの魚影が濃いポイント。
ちょうどマップピンの右側あたりから、湧き水が多数発生している。
ショアラインは砂浜になっており、しばらく沖までシャローエリアが広がっている。
沖には大小のゴロタ石がたくさん沈んでいるほか、ウィードが群生している。
さらに、大雨の時には、本栖金山からの流れ込みが一時的に出現することがあり、これを見つけられると爆釣に繋がることが多い。
<オススメの釣り方>
このポイントは、水通しが良いので活性の高いバスが多い。
ラストエースのノーシンカーリグをセットし、表層をトゥイッチしてみれば激しいバイトが期待できる。
⑨ 一本木(オススメ度★★★☆☆)
ここは、川尻ワンドの中のワンドであるポイント。
マップピンの左下あたりは底質は砂地になっていて、なだらかのカケアガリになっている。
一方、ちょうどマップピンあたりは、ショアラインにゴツゴツした岩などがあり、すぐ目の前から急深のカケアガリになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、カケアガリの周辺を回遊していることが多い。
高浮力で根掛りしにくいブリッツMRを使って、カケアガリに沿って巻いてくれば、回遊バスのリアクションバイトが期待できる。
⑩ 長崎(オススメ度★★★★☆)
ここは、岬状に地形が鋭く張り出しているポイント。
マップを見れば一目瞭然で好ポイントであると分かるため、本栖湖の中でも非常に人気が高い。
ショアラインは砂利浜になっており、ところどころに大岩がある。
また、岬の北側(岬から湖を見て左側)には、ガレ場が広がっているエリアがあり、大きな倒木も絡んでいる。
沖の方はすぐ足元が急深になっているため、足元のストラクチャー周りが一番有望となる。
<オススメの釣り方>
このポイントは、人気ポイントのため人的プレッシャーが高いことが多い。
フラッシング効果の高いDゾーンを使って、カバーにコンタクトさせながらリアクションバイトを狙うのがオススメ。
⑪ 給水塔ワンド(オススメ度★★★☆☆)
ここは、ハッキリとしたブレイクラインが狙い目のポイント。
ショアラインから数m程度はシャローエリアが広がっているが、突然急深なブレイクになっている。
そして、このブレイクラインは、ショアラインに並行して存在している。
ショアラインは砂浜になっており、やや沖には倒木がいくつか沈んでいる。
また、マップピン上側あたりにある小さな岬の先端には、給水塔が設置されており、その周囲には大岩なども沈んでいる。
<オススメの釣り方>
このポイントはワカサギを意識したジグヘッドリグでの実績が高い。
ヴィローラに軽めのジグヘッドリグをセットし、ブレイクライン周辺を何度もトレースしてみれば、バスの反応は得られやすい。
まとめ
本栖湖の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)
コメントを書く