今回は、「西湖」でバス釣りするなら知っておきたい「ポイント」や「オススメの釣り方」を紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「西湖」はどんなトコ?
「西湖」は、山梨県の富士五湖の一つである山上湖フィールドのこと。
バスの個体数はあまり多くはないが、超クリアな水質と山上湖特有の美しい景観に囲まれているので、とても気分良く釣りができる。
ベストシーズンは5〜9月。晩秋〜早春にかけては冷え込みが厳しいので、釣りをするには相応の覚悟が必要となる。
全体的な地形としては、一部のシャローエリアを除いて、岸からすぐに急深に落ち込んでいる。
また、湖の中央に行けば行くほど水深が深くなっているので、「すり鉢」のような形状をしている。
なお、西湖はワームの使用が禁止されており、ハードルアーやポークでの釣りとなる。
「西湖」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ニジマス、ヒメマス など |
---|---|
遊漁券 | なし |
レンタルボート店 | あり |
マイボート持込 | 不可 |
注意事項 | 湖面保護等のためワームの使用が禁止されている |
「西湖」のおすすめバス釣りポイント
① 白根浜(オススメ度★★★☆☆)
ここは、風が吹いている時に有望となるポイント。
風が当たりやすい地形のため風の影響を受けやすく、風が吹くとバスの活性が上がりやすい。
ショアラインは砂浜になっており、ボート乗り場があってボートが何艇か点在している。
沖にはシャローエリアが広がっており、夏場はウィードが濃く生えている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、風が強いタイミングで入ると好釣果が出やすい。
風に強く、ウィードにも絡みにくウインドレンジを使って、ウィードの先端をかすめるように巻いてみるのがオススメ。
② 前浜(オススメ度★★★☆☆)
ここは、アベレージサイズは小さいが数釣りが期待できるポイント。
「白根浜」と同様に風の影響を受けやすく、風が吹いたタイミングで釣れ出すことが多い。
ショアラインは砂浜になっており、三沢川の流れ込みがある。
三沢川の水量は決して豊富とは言えないが、流れ込みから沖に向かってチャンネルラインが続いていおり、意外な狙い目となっている。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、チャンネルラインに集まるベイトフィッシュを狙っていることが多い。
弱った小魚のような波紋が出せるバジングクランクを使って、浅いレンジをスローに巻いてみるのがオススメ。
③ 取水口 周辺(オススメ度★★★★☆)
ここは、常に水の動きがあり、ビッグバスの実績が高いポイント。
西湖の下流に位置する河口湖へ放水するための取水口があり、ストラクチャーが豊富にあることが特徴。
ショアラインはアシが点在しており、取水口の周辺はコンクリートにより護岸されている。
沖には、良質なウィードが群生しているほか、取水口から沖に向かってブレイクラインが続いている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、常時、水の動きがあるので活性が高いバスが多い。
ベントミノー76Fを使って、水面を逃げ惑う演出してみれば、激しいバイトが期待できる。
④ 津原(オススメ度★★☆☆☆)
ここは、沖のなだらかのカケアガリに回遊バスが多いポイント。
駐車場が充実していて釣りはしやすいが、目に見えるストラクチャーはあまりない。
ショアラインは砂浜になっており、所々に大小のゴロタ石があるほか、小さな流れ込みがある。
沖はシャローエリアが広がっており、沖に向かって緩やかなカケアガリになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、バスの付き場があまりないので、バスが散っていることが多い。
広範囲に探れるレベルバイブを使って、テンポよく釣っていくのがオススメ。
⑤ 松屋ワンド(オススメ度★★★★☆)
ここは、ベイトフィッシュが豊富でバスの魚影が濃いポイント。
人気ポイントであるため、人的プレッシャーは比較的高い。
ショアラインはガレ場になっており、急斜面のエリアが多い。
釣りをする際は、くれぐれも足元に注意が必要となる。
沖には、係留用のブイが浮いているほか、岸から比較的近い場所にブレイクがある。
また、ワンドの出入り口にある岬の周辺には沈船やゴロタ石があり、バスが付いていることが多い。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ブレイクに絡んだゴロタ石を攻めるのが最も有効。
ブリッツDRを使用してゴロタ石にコンタクトさせながら巻いてみれば、人的プレッシャーによってスレたバスも、リアクション的に口を使うことが多い。
⑥ 西湖漁協前(オススメ度★★★☆☆)
ここは、ボトムの地形変化が豊富なポイント。
湖畔に降りるための階段があるのが目印となる。
ショアラインは、階段周辺は砂浜になっているが、階段より東側(階段を降りて右側)は溶岩帯になっておりゴツゴツした地形をしている。
沖は、数mはシャローが続いているが、それ以降は一気に水深12mまで落ち込んでいる。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ディープに近い溶岩帯を狙うのが有効となる。
溶岩帯に隠れているバスを狙うには、アイウェーバーを使って溶岩帯の先端やキワをゆっくりと通してみるのがオススメ。
⑦ 紅葉台キャンプ場前(オススメ度★★★☆☆)
ここは、大きなワンド状の地形をしており、ベイトフィッシュが豊富なポイント。
ショアラインは赤土の浜になっており、ワンドの最奥部あたりからは小さな流れ込みがある。
また、ワンドの西側(マップピンの左側)は溶岩帯エリアが広がっており、ワンドの東側(マップピンの右側)はゴロタ石が多く入っている。
沖は階段状にブレイクが続いており、岸から数m離れる毎に、水深3m、5m、12mと落ち込んでいる。
<オススメの釣り方>
このポイントは、階段状になっているブレイクが狙い目となる。
ボトムにコンタクトしても根掛りしにくいクロールアップを使って、ブレイクを這うように巻くのがオススメ。
⑧ レストランハウス下(オススメ度★★★★☆)
ここは、西湖最大級の水量を誇るインレットがあるポイント。
上流に位置する精進湖からの水が流れ込んでおり、常時水質はクリアでバスのストック量が多い。
ショアラインは、流れ込みの北側(マップピンの上側)は小砂利の浜になっていて所々にゴロタ石がある。
一方、流れ込みの南側(マップピンの下側)は溶岩帯になっており、ゴツゴツとした地形をしている。
また、ボート乗り場があるため係留船や桟橋などのマンメイド(人工的な)ストラクチャーもある。
なお、このポイント周辺には民宿が多く経営しているため、観光客が多いことに注意が必要。
<オススメの釣り方>
このポイントは、常時水の流れがあってバスのコンディションが良い。
マッチザベイトさせたグリマー7を使って、弱った小魚のようにミドストしてみれば、引ったくるようなバイトが期待できる。
⑨ 館岳園キャンプ場下(オススメ度★★★☆☆)
ここは、朝夕の時間帯に実績が高いポイント。
ショアラインは小砂利の浜になっており、ポイントの東側(マップピン右側)には小さな流れ込みがある。
また、この流れ込みは水量はそれほどでもないが、沖までチャンネルラインが続いている。
沖にはウィードが点在しているほか、観岳園キャンプ場の真正面にある小さな岬状のあたりには、たくさんのゴロタ石とともにコンクリートのブロックも沈んでいる。
なお、このポイントの周辺はキャンプ場が複数あり、ウインドサーファーを楽しむ人も多いため、トラブルがないように注意が必要。
<オススメの釣り方>
このポイントは、朝夕の時間帯にバスが捕食活動していることが多い。
ワカサギのそっくりなジョーダンを使って、表層をトゥイッチしてみるのがオススメ。
まとめ
精進湖の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)
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