今回は、兵庫県の「生野銀山湖」のバス釣りポイントを紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「生野銀山湖」はどんなトコ?
「生野銀山湖」は、兵庫県の中央部にあるリザーバーのこと。
1973年の完成当初からバスが生息しており、バス釣りの歴史は古い。
また、60㎝オーバーの実績もあり、ビッグバスも多く生息している。
レンタルボート店が営業しており、エレキのレンタルも可能なので気軽に釣りを楽しむことができる。
湖の周囲はおよそ4km程度であり、普通のペースで釣りをすればエレキでも1日で1周できる。
大きなトーナメントの開催会場となっており、開催日付近はトーナメンターで混雑している事がある。
なお、マイボートの持ち込みは可能だが、フローターやゴムボートは禁止されているので要注意。
「生野銀山湖」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ブルーギル、ニジマス など |
---|---|
遊漁券 | あり(1日800円) |
レンタルボート店 | あり |
マイボート持込 | 可 |
注意事項 |
・フローターとゴムボートは使用禁止 ・大会開催日の付近は混雑していることがある |
「生野銀山湖」でオススメのバス釣りポイント
① 谷川筋上流(オススメ度★★★★☆)
ここは、生野銀山湖へ流入する河川の一つである「谷川」が流れ込むポイント。
水深が浅いため水温が上がりやすく、早春からバスが釣れることが多い。
人的プレッシャーが比較的低く、穴場的なポイントにもなっている。
ショアライン沿いには、「ゴロタ石」「立ち木」「倒木」がある。
また、マップピンよりやや上流側(右側)には、「旧道路跡」が水中にある。
なお、このポイントは、ダムの水量による影響を強く受けるため、水位が低い時は釣りができない事があるので要注意。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、活発にベイトフィッシュを捕食している事が多い。
ベイトフィッシュのサイズに合わせたドゥルガ73SPを使って、トゥイッチして誘ってみれば引ったくるようなバイトが期待できる。
② 青草川(オススメ度★★★☆☆)
ここは、小規模な河川である「青草川」が流れ込むポイント。
上流に行くにつれて水深が浅くなっており、バスのフィーディングスポットになる事が多い。
「青草川」内のショアライン沿いには、所々に「湧き水」があるほか、水深が50㎝程度の超シャローエリアがあり、見えバスが確認できる事が多い。
本湖との合流点付近には、岸に沿って「ゴロタ石」が多く入っているほか、「立ち木」などもある。
また、本湖との合流点付近にはチャンネルラインがあり、水通しが良いためベイトフィッシュが溜まっている事が多い。
<オススメの釣り方>
このポイントは、チャンネルラインの近くを中心に、ベイトフィッシュが群れている事が多い。
ベイトの群れを演出できるDゾーンを使って、ベイトを散らすように巻いてみればリアクション的なバイトが期待できる。
「青草川」内で見えバスを狙うなら、表層を釣るのがオススメ。
小魚にそっくりなライク2.5を使って、表層をピクピクと誘ってみればバスを騙せる事が多い。
③ 出会橋上流のスロープ(オススメ度★★★★☆)
ここは、昔に工事用で使われていたスロープがあるポイント。
ベイトフィッシュが豊富で、50㎝オーバーの実績が高い。
スロープは、マップピンの右側にあり、スロープの下は水深が浅く、「ゴロタ石」が点在している。
また、スロープよりもやや下流側(出会橋の方向)には「土管」があり、その周辺でビッグバスの実績が高い。
見落とされがちだが、マップピンのやや上側の沖の中央部には「水中岩」が入っている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ビッグバスの実績が高く、サイズを選べるルアーが有効になりやすい。
ビッグバスに効きやすいハンツ14gを使って、ショアライン沿いの地形変化を丁寧に攻めていけば、50㎝オーバーに出会える可能性が高い。
④ 公園前(オススメ度★★★☆☆)
ここは、釣り用に整備された公園があるポイント。
トイレや駐車場があり、足場も良いので初心者から家族連れまで釣りを楽しめる。
公園前のコンクリートで護岸されており、ショアラインに沿って「ゴロタ石」がいくつも沈んでいる。
また、護岸の端のあたりには、「ブッシュ」や「岩盤」がありバスが付いている事が多い。
なお、このポイントは鯉釣りやヘラ釣りしている方も多いので、キャストの際などは要注意。
<オススメの釣り方>
このポイントは、足元に沈んでいる「ゴロタ石」を狙うのでメインとなる。
根掛かりしにくいトルキーストレートのネコリグを使って、「ゴロタ石」の周りをタイトに探っていけば、バスの反応が得られる確率は高い。
⑤ 法道谷川 上流(オススメ度★★★★★)
ここは、水量が多い「法道谷川」の上流域のポイント。
比較的水深が浅く、春にはスポーニングエリアになる事が多い。
また、見えバスがウロウロしていることも多いので、サイトフィッシングが楽しめる。
ショアライン沿いには小さな流れ込みが点在しており、その周辺にはバスが付いている事が多い。
また、やや下流に行くと「上生野橋」があり、その周辺のショアラインには「ゴロタ石」や「垂直岩盤」がある。
<オススメの釣り方>
このポイントは、常に水の流れが発生しているため、活発に捕食活動しているバスが多い。
ラストエース75のノーシンカーを使って、表層を素早いトゥイッチで探っていけば、やる気のあるバスのバイトが期待できる。
⑥ 釣り堀跡(オススメ度★★★★☆)
ここは、地形変化が豊富で、一年中バスが釣れているポイント。
駐車場やトイレもあり、オカッパリもしやすい。
やや沖には「立ち木」が点在しているほか、水中まで続く階段や土砂崩れによって大小の岩が沈んでいる場所がある。
駐車場のやや上流側(マップピン上側)には「流れ込み」があり、ベイトフィッシュが溜まっている事が多い。
駐車場より本湖側(マップピン下側)には護岸されたエリアがあり、雨が降った時だけは流れ込みが発生する。
<オススメの釣り方>
このポイントは、地形変化が豊富でバスの魚影は濃い。
障害物に引っ掛かりにくいタイニーブリッツMRを使って、「立ち木」や「沈み岩」の周辺をタイトに巻いてみれば、活性の高いバスを狙い撃ちできる。
⑦ 竹ヤブ(オススメ度★★★☆☆)
ここは、水中の地形変化が豊富なポイント。
レンタルボート店の対岸にあり、「湖畔対岸」と呼ばれることもある。
バスの着き場が多く、水深もあるので、冬から春に実績が高い。
ショアラインは急な斜面になっており、草木に覆われているほか、水中の浅い場所には「竹ヤブ跡」がある。
ちょうどマップピンのあたりには、「スタンプ」がいくつも点在しており、水深5m前後のあたりには「大岩」が沈んでいる場所もある。
なお、前述の通り、ショアラインは急斜面なのでオカッパリは難しい。
<オススメの釣り方>
このポイントは、地形変化が豊富のため、バスは地形変化にタイトに付いている事が多い。
障害物に当たってもヒラリと回避してくれるソウルシャッドを使って、「スタンプ」や「大岩」にコンタクトさせるように巻いてみれば、リアクションバイトが期待できる。
⑧ 宮ノ谷ワンド(オススメ度★★★★☆)
ここは、全体的に水深が浅く、春はスポーニングエリアになるポイント。
周辺には公園や駐車場があり、岸辺に降りられる場所もあるのでオカッパリしやすい。
ワンドの最奥には「流れ込み」がありベイトフィッシュが豊富にいるほか、春にはスポーニングエリアになる事が多い。
また、ワンドの最奥あたりには「橋」が架かっており、その下には「大岩」がいくつか点在している。
「橋」よりもやや沖側に行くと、沖からワンド内に向かって「カケアガリ」があるほか、水中に土管が沈んでおり、そこから水が湧き出している。
ワンド出入口にある「岬」(有望なのは下流側にある「岬」)は、水中まで地形変化が続いていおり、見逃せないポイントになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ベイトフィッシュが豊富のため、バスは活発に捕食活動している事が多い。
逃げ惑う小魚を演出できるベントミノーを使って、表層を早めに巻いてみれば、激しいバイトが期待できる。
⑨ 第一ワンド(オススメ度★★★☆☆)
ここは、生野銀山湖の中でも有数のランカーサイズが期待できるポイント。
比較的、岸辺に降りやすい場所が多いので、オカッパリもしやすい。
ワンドの最奥には「流れ込み」があるほか、年間通して流木などの「浮きゴミ」が溜まっている。
ワンドの中腹あたりのショアライン沿いには「ゴロタ石」が多く入っており、バスが付いている事が多い。
また、ワンド出入口の「岬」には大小の岩がいくつもあり、ベイトフィッシュやバスの回遊ルートになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントは、ワンド最奥にある「ゴミ溜まり」が一番の狙い目となる。
すり抜け性能が高いガンタージグを使って、ゴミの中を丁寧に探ってみれば、想定以上のランカーサイズがヒットする事がある。
まとめ
生野銀山湖の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)