おすすめのレインウエア! モンベル「サンダーパス パンツ」使用レビュー

おすすめのレインウエア! モンベル「サンダーパス パンツ」使用レビュー

雨の日に必需品となるレインウエア。

レインウエアには「撥水性」や「通気性」など機能が備わっていますが、その良し悪しは見た目だけで簡単には分かりません。

「買ってみたけど想像と違っていた…」なんてことも多々あります。

そこで、今回は「monbell」の「サンダーパスパンツ」を購入してみましたので、使用レビューを紹介します。

購入をご検討中の方にとって、少しでも参考になればと思います。

「サンダーパス パンツ」の基本情報

出典:モンベルHP

素材

ドライテック®3レイヤー[表:40デニール・ナイロン・リップストップ]

平均重量

250g

カラー

アッシュ、ブラウンサンド、ガンメタル

サイズ

S、M、L、XL

収納サイズ

8×8×15cm

価格

税抜5,500円

「素材」には、モンベルが独自に開発した防水性・透湿性が優れた「ドライテック」を使用。

持ち運びに便利なコンパクト専用バック(約25㎝☓約10㎝☓約10㎝)も付属。

エントリーからハードユースにまで幅広く対応するモデルです。

私は、普段着に近い色合いの「ブラウンサンド」を購入してみました。

実際に使ってみた感想

購入後、半年ほど使ってみました。

その中で感じたことをご紹介します。

とにかくコスパが良い

まず一番の特徴は「コスパ」が良いことです。

「サンダーパスパンツ」の生地には、モンベルが独自の防水透湿性素材「ドライテック」が使用されています。

そのため、防水性・透湿性は申し分なく、耐久性も非常に高いです。

さらに、各所のファスナーには「YKK」を採用。

滑らかさ & 耐久性はお墨付きです。

また、便利機能として、ボトム部分には脱ぎ着しやすいロングジッパーや、雨水の侵入を防ぐサムエシステムなども装備されています。

おまけにコンパクト専用バックも付属しています。

足首をキュッとしめる「サムエスシステム」(写真中央のゴム紐の部分)
「専用ケース」に入れた収納イメージ

また、股の縫い目が後方にずらされていて、補強もしっかり行われています

耐久性もとても高そうです。

股の下はガッチリ補強されています

これだけの性能・装備があって税抜5500円はとても安いと思います。

ノーブランド品を探してみればもっと安い代物もあるでしょうが、大手メーカー品でこの値段は非常にお買い得です。

ボトムロングジッパーにより脱着が簡単

「ボトムロングジッパー」を開いた様子
ジッパー長さは50㎝。膝あたりまで大きく解放します

裾の近くにある「ボトムロングジッパー」はなんと50㎝もあります。

このながーい「ボトムロングジッパー」によって、スニーカーはもちろん大きめのトレッキングブーツを履いたままでも楽々と脱着できます

釣行中に急な雨が降り出したときは、靴を履いたまま急いでレインウエアを履く必要がありますが、そんなときにとても便利ですね。

しかも、50㎝の「ボトムロングジッパー」によって、もう一つ良かった点があります。(個人的にはこれが一番良かった)

それは、「ボトムロングジッパー」により裾の開口部が大きく開くので、靴底の汚れをレインウエア内に付けることなく脱着できることです。

通常、短いボトムジッパーだと裾の開口域に限界があるので、靴底の汚れが付かないように慎重につま先を伸ばしながらレインウエアを履くこととなります。

そして、結局は高確率でレインウエアに接触してしまいます…

(特に不安定なボート上で履くときはほぼ100%接触します…)

靴底がさほど汚れていない時は全然良いのですが、ぬかるんだ泥で釣りをしているようなときは、非常に残念な気持ちになります。

しかし、「ボトムロングジッパー」があれば、靴下を履くようなイメージでレインウエアを縮めて履くことができるので、圧倒的にきれいに履くことができます

生地がしなやかなので動きやすい

これはモンベル独自の「ドライテック」の効果によって、生地感がしなやかで柔らかくてとても動きやすいです。

安価なレインウエアでありがちな、やたらシャカシャカと音が鳴ったり、生地感が硬くてゴワゴワしたりすることはありません

トレッキングパンツのような風合いにとても近いですね。

今のところ、釣りをしているときに動きを妨げられたことは一度もないです。

私の場合、「雨が降りそうだなー」という天気のときは朝から履いてしまってますが、全く不都合はありません。

(↑これは個人的な使用方法です。摩耗により撥水性が落ちる可能性があるので、通常は雨が降ってから着る方が良いでしょう)

サイズ感がちょうど良い

サイズ展開は、豊富な4サイズがラインナップされています。(S、M、L、XL)

しかも、股下の長さに応じて3タイプがあるので、サイズパターンは合計11パターンもあります。

<サイズ展開>

股下ショート【S】(股下68~73㎝)

股下レギュラー【R】(股下74~79㎝)

股下ロング【L】(股下80~85㎝)

Sサイズ【R】

Sサイズ【L】

Mサイズ【S】

Mサイズ【R】

Mサイズ【L】

Lサイズ【S】

Lサイズ【R】

Lサイズ【L】

XLサイズ【S】

XLサイズ【R】

XLサイズ【L】

これだけあれば、自分の体形に合ったものを選ぶことができます

一般的なレインウエアでは股下サイズが1タイプであることが多いので、体形によっては裾が長すぎることもしばしば。

もし裾が長すぎると、すぐに裾が擦り切れてボロボロになったり、見た目がダボダボになってカッコ悪くなったりします。

「サンダーパスパンツ」であればそういった問題はないので嬉しいですね。

カラー展開が豊富

レインウエアとしては珍しく「カラー」が3色もラインナップされています

上着のアウターと合わせたコーディネートが可能です。

正直、カラー展開はレインウエアとしての性能とは無関係です。

しかし、実際に使用していくときには重要なポイントだと思います。

自分の気に入った服装で大好きな釣りをする方が、絶対に充実した釣行になるでしょう。

ちょっと気になる点

他のレインウエアと比べるとやや重い

耐久性があることの副作用ですが、他のレインウエアに比べてやや重量感があります。

最軽量モデルが83gで、他のモデルも200gを切る製品が多い中、サンダーパスパンツは250gあります。

しかし、「サンダーパスパンツ」は他のモデルよりも耐久性が高いことが長所なので、単純に最軽量モデルなどと重さを比べるべきではないかもしれません。

実際に着用してみると「重たいなぁー」という感じはしません。

実用的に考えると、問題ない範囲と言えるでしょう。

ボトムジッパーが防水加工されていない

長くて便利な「ボトムジッパー」ですが、防水加工されていません。

このあたりに、安価な理由が見え隠れしてきますね。

しかし、しっかりと対策は考えられています。

簡単には雨風が侵入しないように、ジッパーには撥水加工が施されています。

また、ジッパーの上に生地が覆いかぶさるように設計されていて、ジッパーが露出しないように工夫されています。

ジッパーは生地で覆われているので大抵の雨風は防げます

これらにより、防水加工されていなジッパーでも雨水の侵入を防いでくれます。

だた、こういった設計ですとジッパーの持ち手が隠れてしまうので、若干、ジッパーの開け閉めがやりにくいかもしれません…

生地が厚めなので夏場には使えない

「サンダーパスパンツ」は耐久性を考慮した製品であるため、生地がしっかりしています。

そのため、夏場に使用するのはちょっと厳しいですね…

モンベル独自の「ドライテック」の効能により透湿性はとても高いのですが、さすがに限界はあるようです。

その分「サンダーパスパンツ」は、耐久性がモンベル製品の中でもトップレベルに高いので、ある程度の副作用(?)は仕方がないでしょう。

春秋冬であれば快適に使用することができます。

まとめ

「サンダーパスパンツ」は、とてもコスパが良い製品です。

これだけの性能・機能があって、税抜5,500円というのはとてもお買い得です。

「耐久性」はもう少し使い込まなければ分からない点もありますが、モンベル製なのでさほど心配はないでしょう。

また、見た目もオシャレで、コンパクトに収納できて持ち運びも便利です。

使い勝手が良いので、釣り以外でもいろいろなシチュエーションで活躍してくれます。

レインウエアでお悩みの方は、「サンダーパスパンツ」を買えば間違いないと思います。

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