今回は、「多摩川」でバス釣りするなら知っておきたい「ポイントマップ」や「オススメの釣り方」を紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「多摩川」はどんなトコ?
「多摩川」は東京都を流れる河川です。
メジャーフィールドと比べると魚影は少ないですが、都心から近いのでアクセスは抜群。
関東エリアでは珍しく「スモールマウスバス」が釣れることもあり、土日には多くの釣り人が楽しんでいます。
フィールドの特徴としては、全域的に水深が浅いため根掛かりが多いです。
さらに夏場には藻が発生し、ルアーに引っ掛かってくることもしばしば…
スナッグレス性能の高いルアーが有効になりやすいです。
また、足場が良いエリアが多いので、釣り自体はしやすい環境が整っています。
ただし、近隣には遊歩道や公園があるため、歩行者がいることが多いです。
キャスト時やポイント移動時は、トラブルがないように注意しましょう。
基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、スモールマウスバス ライギョ、ナマズ など |
遊漁券 | バス釣り用の遊漁券は無し (雑魚券は有り) |
レンタルボート店 | 無し |
マイボート持込 | 不可 |
注意事項 | 付近には遊歩道があり歩行者が多いのでキャストには要注意! |
おすすめポイント
その① 立日橋〜日野橋(オススメ度★★★★★)
ここは「残堀川」と「下水処理場の処理水」の流れ込みがある1級ポイント。
常に水の流れが発生しているので、水通しが良く活性の高いバスが多い。
そのため、朝夕にはボイルを目撃することが頻繁にある。
また、多摩川が下流に向かって右側にベントして(曲がって)いるため、川筋が当たる北側の岸際(立日橋の真下付近)には、多くのテトラが設置されている。
このテトラが、甲殻類や小魚の隠れ家となっており、必然的にバスが付いていることが多い。
ただし、1級ポイントの宿命として釣り人の数が多いことには覚悟が必要。
オススメの釣り方
手堅く1本釣りたいなら、テトラを攻めることがオススメ。
テトラには、通年通してバスがストックされていて、目の前を通るエサを待ち構えていることが多い。
ドライブクローラー3.5↓のような小さいワームを、丁寧に落とし込んでいけばヒット率は高い。
朝夕のフィーディング(捕食行動)中のバスを狙うなら、横の動きを意識したルアーがオススメ。
ジョーダン↓のような小魚のようなルアーを使えば、グットサイズのバスが狙える。
その② 中央線高架下(オススメ度★★★★☆)
ここは南側の岸際にたくさんのテトラが設置されているポイント。
このテトラには、多くの甲殻類や小魚の隠れ家になっている。
また、地図上で見ただけでは見落としがちだが、中央線の橋下にはコンクリートで作られた堰のような設備がある。
この堰のような設備により、バスが橋より上流へ行きにくくなっているため、このエリアには上流へ遡ってきたバスが溜まりやすい。
立日橋周辺と比べると釣り人の数は少ない傾向がある。
オススメの釣り方
それほど目立った変化はないので、一番有効なのはやはりテトラ撃ちとなる。
ドライブクローラー3.5↓のような小さいワームを、丁寧に落とし込んでいけばヒット率は高い。
テトラで反応がないときは、沖に点在するハードボトムを攻めることがオススメ。
ハードボトムは根掛かりしやすいので、回避性能が高いリグが必須。
カットテール↓のネコリグで丁寧に攻めるのが非常に有効となる。
その③ 丸子堰上流(オススメ度★★★☆☆)
ここは多摩川では珍しく水深のあるエリア。
丸子堰の神奈川側付近や、川筋の中央付近は深くなっている。
また、このエリアは多摩川が大きくベントして(曲がって)おり、流れの当たる東京側(北東側)は護岸整備されている。
さらに地図上では見えないが、川筋の中央付近からやや神奈川側(南西側)へ行ったところに、水没した中洲がある。
この中洲が、バスが小魚を追い込みやすい地形になっているので、朝夕にはボイルが発生することが多い。
オススメの釣り方
東京側に長く伸びている護岸を攻めるなら、ハードルアーを巻くのがオススメ。
根掛かりしにくいブリッツ↓で、ボトムコンタクトさせればリアクションバイトが狙える。
水没した中洲を攻めるなら、表層系ルアーがオススメ。
このエリアのバスは小魚を意識しているので、ベントミノー↓で逃げ惑う小魚を演出すると激しくアタックしてくる可能性大。
その④ 丸子橋周辺(オススメ度★★★☆☆)
ここは橋脚や水門などのストラクチャーが豊富にあるポイント。
目で見える地形変化が多いので、比較的、攻め方を組み立てやすい。
ショアライン沿いはコンクリート護岸されており、底質は硬い。
また、河口が近いので、潮の満ち引きによる水位変動があるのも特徴。
水位が上昇しているときは、バスは浅瀬のストラクチャーに隠れていることが多い。
オススメの釣り方
水門や護岸のキワを攻めるなら、じっくり攻められるライトリグがオススメ。
人的プレシャーが高いので、スローな攻めが有効になることが多い。
レッグワーム↓のダウンショットリグを使えば手堅く1本獲れる可能性大。
沖の橋脚を攻めるなら、遠投の効くルアーがオススメ。
橋脚に付いているバスは、大型の個体であることが多く、甲殻類でなく小魚を狙っている傾向が強い。
レベルバイブ↓を遠投して橋脚にコンタクトさせてみると、思わぬビッグバスに出会えることがある。
その⑤ ガス橋周辺(オススメ度★★☆☆☆)
ここは沖にシャローフラットが広がるポイント。
ボトムの地形変化は乏しく、神奈川県側の岸際には若干のテトラが設置されているものの、目に見える障害物も少ない。
ここのバスは、障害物につけないのでベイトを追って回遊している傾向が強い。
オススメの釣り方
散っている回遊バスは手早く探すため、広範囲に誘えるリグがオススメ。
ドライブシュリンプ4インチのキャロライナリグを使えば、効率良くバスを手にできるだろう。
番外編 くじら池(オススメ度★★★★★)
ここは多摩川に架かる睦橋の下にある野池。
周囲にもいくつか池があるが、まともに釣りができるのはここだけ。
地元では古くからバス釣れるフィールドとして有名で、土日には釣り人が多い。
魚影は割と多く、40㎝超のバスが釣れたという噂も良く聞く。
ただ、ここのバスはスレているので簡単には釣れない…
エリアの特徴としては、「アシ群生エリア」と「皿池エリア」に分けられる。
ここのバスは、アシの奥や沖目のハードボトムに身を潜めている事が多い。
オススメの釣り方
アシ際を攻めるなら、虫系ルアーを使うのがオススメ。
周囲の釣り人は、大半がノーシンカーをフォールさせているだけの場合が多い。
そんな中で、虫系ルアーを倒れこんいるアシに引っ掛けて誘ってみれば、スレバスも口を使う可能性が高い。
中空素材ではないニンムシ↓にオフセットフックをセットして使えば、根掛かりを恐れず効率よく誘える。
沖のハードボトムを攻めるなら、軽めのネコリグがオススメ。
しかし、単純にボトムを引くだけでは釣ることは難しい。
障害物に引っ掛けて誘う事が重要となる。
カットテール3.5を使って丁寧に攻めれば釣れる可能性大。
まとめ
多摩川の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)
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