今回は、三重県の「君ヶ野ダム」のバス釣りポイントを紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「君ヶ野ダム」はどんなトコ?
「君ヶ野ダム」は、三重県の中央部にあるリザーバーフィールドのこと。
比較的、小規模なダム湖であるが、地形変化に富んでおり、多彩なスタイルのバス釣りを楽しむことができる。
ベイトフィッシュが豊富なため、ビッグバスの実績が高く、60㎝オーバーが釣れたこともある。
バスは1年中よく釣れているが、ベストシーズンは5〜10月。
特に夏場は毎年水位を下げる傾向があり、地形変化に富んだポイントが多くなるので、非常に面白い釣りができる。
なお、岸際は急な斜面が多く、ボートでの釣りがメインとなる。
レンタルボート店は営業していないので、マイボートでの釣りを楽しむにはピッタリのフィールドと言える。
「君ヶ野ダム」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ナマズ、ハス など |
---|---|
遊漁券 | なし |
レンタルボート店 | なし |
マイボート持込 | 可能 |
注意事項 | ・ボートスロープは砂利のため、ランチングは4WDが望ましい |
「君ヶ野ダム」でオススメのバス釣りポイント
① スロープ周辺(オススメ度★★★★☆)
ここは、足場が良くてオカッパリができる数少ないポイント。
岸際はコンクリート護岸されている場所が多く、足場は非常に良い。
また、近くに駐車場もあるので非常に釣りがしやすい。
強い雨が降ると、岸側には立木などのゴミが溜まっていることが多い。
また、スロープの周辺には電柱が沈んでおり、隠れた狙い目となっている。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、足元のコンクリート護岸沿いに潜んでいることが多い。
いきなり湖岸に近づかず、ヤマセンコー3のノーシンカーを使って、静かにフォールさせてみれば、案外簡単にバスが釣れることがある。
② スロープ対岸のワンド(オススメ度★★★☆☆)
ここは、ストラクチャーが豊富でビッグバスの実績が高いポイント。
ワンド入口の岬は、非常に水通しが良く、頻繁にベイトフィッシュが回遊している。
ワンドの中間部あたりには、立木群があるほか、コンクリートのストラクチャーが点在している。
また、ワンドの最奥部には小さな流れ込みがあり、常に水の動きが発生している。
さらに、ワンド最奥部は、天候が荒れた時には「ゴミ溜まり」が発生していることが多いので、状況次第では見逃せないポイントになる。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、豊富なベイトフィッシュを活発に捕食している多い。
ベイトフィッシュの群れをイメージしたDゾーンを使って、立木群や岬周りを丹念にトレースしてみれば、思わぬビッグバスが釣れることがある。
ワンド最奥部の「ゴミ溜まり」を攻めるなら、直リグがオススメ。
ドライブシュリンプ4をセットして、ゴミ下の中層をロングシェイクしてみれば、ゴミ溜まりに入ってきたバスの反応が得られる確率が高い。
③ 中流域の大岬(オススメ度★★★☆☆)
ここは、バスのストック量が多く、ビッグバスも狙えるポイント。
岬の先端は、水通しが良く、ベイトフィッシュが回遊していることが多い。
また、岬の先端には、いくつか立木が沈んでおり、ビッグバスのヒット率が高い傾向がある。
岬のやや上流の岸側は、岩盤エリアとなっており、アベレージサイズのバスが溜まっていることが多い。
また、岬の対岸には岩盤の間から流れるインレットがあり、こちらも好ポイントになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、岬の先端にある立木周辺を回遊していることが多い。
立木に当たっても根掛りしにくいドライブシャッド4.5を使って、ストラクチャー周りをタイトに攻めてみれば、エサを捕食している高活性のバスが狙える。
④ 宿広谷橋下(オススメ度★★★☆☆)
ここは、見落とされがちだが、地形変化が豊富にある好ポイント。
ショアラインは岩盤になっており、沖にはシャローが広がっている。
また、岩盤の間からは流れ込みがあり、常に水の動きが発生している。
「シャロー」と「流れ込み」の二つの要素により、多くの生物が生息しやすい環境になっている。
さらに、対岸にある岬についても、沖に向かってシャローエリアが広がっており、併せてチェックしたい好ポイントになっている。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、シャローエリアを回遊しながら、活発に捕食していることが多い。
広範囲にアピールできるラウダー70を使って、テンポよくドックウォークさせてみれば、楽しい釣りが期待できる。
⑤ 最上流エリア(オススメ度★★★★☆)
ここは、ボートフィッシングができるポイントの中で、最も上流部にあるポイント。
目印は赤い鉄橋となっており、このポイントあたりから川幅が急激に狭くなる。
マップピン右側の岬は、沖までシャローが広がっており、春にはスポーニングエリアになっている。
また、岬の対岸には、ゴロタ石が多く沈んでいるほか、小規模の流れ込みがある。
なお、このポイントよりもさらに上流へ行くと、大岩が点在しており、オカッパリには好ポイントになっている。(ボートは進入困難)
<オススメの釣り方>
このポイントは、比較的水質がクリアーなので、見えバスが多い。
ナチュラルにアピールできるHPミノーを使って、スローにi字引きしてみれば、スレバスも口を使うことが多い。
スポーニングシーズンに釣りをするなら、ルドラ130Fがオススメ。
ボリュームのあるルドラを使って、ジャークを繰り返してみれば、春のプリバスが狙える。
まとめ
君ヶ野ダムの「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)