今回は、石川県の「東串川」のバス釣りポイントを紹介します。
「釣行予定がある方」や「釣れなくて困っている方」は、ぜひ参考にしていただければと思います。
「東串川」はどんなトコ?
「東串川」は、石川県の南西部を流れる河川のこと。
柴山潟の承水路にあたる「串川」が2つに分岐しており、東側を流れている方を「東串川」と呼んでいる。
水深は全体的に浅く、釣果は季節や天候によってバラつきやすい傾向がある。
川幅は、隣を流れる「西串川」と比べると狭いエリアが多い。
川幅が狭い分、バスは岸際に付いている事が多いので、アプローチは慎重に行うことが重要となる。
ベストシーズンは5〜10月。特に5〜6月のスポーニングシーズンはビッグバスの実績が高い。
「東串川」の基本データ
釣れる魚 | ラージマウスバス、ライギョ、ナマズ、ブルーギル、シーバス など |
---|---|
遊漁券 | なし |
レンタルボート店 | なし |
マイボート持込 | 不可 |
注意事項 | ・地元住民からゴミの投げ捨てが目立つという声があり、一層の注意が必要 |
「東串川」でオススメのバス釣りポイント
① 最下流エリア(オススメ度★★★★☆)
ここは、「東串川」が行き止まりになっているポイント。
ストラクチャーが多く、ビッグバスの実績が高いことでも知られている。
最下流部(マップピンの下側)には複数の「水門」があり、定期的に水が流れ出している。
また、「水門」の周辺にはゴロタ石がいくつも沈んでいるほか、大雨の時などに流れ着いた「沈みゴミ」も多くある。
ショアラインは基本的にはコンクリート護岸されているが、一部「アシ」が生い茂っている場所がある。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、「水門」に集まるベイトフィッシュを活発に追っている事が多い。
弱った小魚を演出できるオーバーリアル63を使って、水面をゆっくり引いてみれば楽しい釣りが期待できる。
手堅く1本釣りたいなら、ボトムのストラクチャーを丁寧に探るのがオススメ。
トルキーストレートのネコリグを使って、「沈みゴミ」に引っ掛けながらシェイクしてみればバスの反応を得られる可能性は高い。
② 県道107号線の橋(オススメ度★★★☆☆)
ここは、ストラクチャーが多く、夏場に実績が高いポイント。
特によく晴れた日には、バスは橋のシュード(影)で浮いている事が多い。
橋の下流側(マップピン下側)には「水門」があり、開門時は水が流れ混んでいる。
また、この「水門」周辺にはゴロタ石がいくつか沈んでいる。
橋の上流側(マップピン上側)には「杭」のような形をしたストラクチャーがあり、甲殻類が集まっている事が多い。
<オススメの釣り方>
このポイントは橋の下のシェードが一番の狙い目となる。
まるで小魚のようにリアルなライク2.5を使って、表層でピクピクさせてみるのがオススメ。
③ 桜並木手前の橋(オススメ度★★★★☆)
ここは、地形変化が豊富で、バスの魚影が濃いポイント。
水深も「東串川」の中では一番深く、年間通してバスが釣れている。
橋の下流側(マップピン下側)には「水門」があり、開門時は水が流れ出している。
橋の上流側(マップピン上側)には「水門」「杭」「ブッシュ」があり、上流側の「水門」からは水が流れ込んでいる。
また、橋の真下は川幅が狭まっており、「反転流」などの水の流れが複雑な場所がある。
<オススメの釣り方>
このポイントはやや水深があるため、一段下のレンジが有効になる事が多い。
安定したアクションで人気が高いソウルシャッドを使って、一定のリズムで巻いてみることがオススメ。
「水門」を丁寧に釣るなら、ダウンショットリグの一点シェイクがオススメ。
細かなシェイクでもよく動いていくれるレッグワームを使ってみれば、回遊バスがバイトしてくることが多い。
④ 中流域のベント(オススメ度★★★★☆)
ここは、バスの魚影が濃く、春にはビッグバスの実績が高いポイント。
夏場には数釣りも期待できるので、「東串川」で屈指の好ポイントである。
南岸(マップピン下側)には「流れ込み」があり、河口部は馬の背状になっている。
また、「流れ込み」の周辺には「アシ」も多く群生している。
北岸(マップピン上側)はコンクリート護岸されていて釣りがしやすいほか、「アシ」や「杭」があり、バスが好むストラクチャーが多い。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、「流れ込み」周辺でフィーディングしている事が多い。
ドライブクローラー3.5のダウンショットを使ってみれば、サイズ問わずバスを手にできる確率は高い。
ビッグバスを狙うなら「アシ」を釣るのがオススメ。
すり抜け性が高く、根掛かりもしにくいガンタージグを使ってみれば、思わぬビッグバスがヒットする事がある。
⑤ 上流域の小橋(オススメ度★★★☆☆)
ここは、それほど目立ったストラクチャーは無いものの、年間通して実績が高いポイント。
特に、春と秋にはビッグバスの実績が高いと言われている。
橋の下流側(マップピン左下側)には、「水門」がいくつかあり水の流れが発生しているほか、所々に樹木が張り出している場所がある。
樹木が張り出している場所には、大きな岩が沈んでおり、ビッグバスが付いていることが多い。
橋の上流側(マップピン右上側)には、「沈船」や「樹木の張り出し」がある。
<オススメの釣り方>
このポイントのバスは、樹木が張り出している場所に隠れていることが多い。
ドライブスティック3.5のノーシンカーでカバーの奥に落とし込んでみれば、あっさりバスがバイトする事がある。
⑥ 西串川との分岐点(オススメ度★★★★★)
ここは、地形変化が豊富で、「串川」で一番ビッグバスの実績が高いポイント。
マップを見てのとおり「串川」が分岐する場所なので、複雑な水の流れが発生しやすく、ベイトフィッシュが溜まりやすい。
串川に架かる橋には「橋脚」が2本あり、いずれにもバスが付いている事が多いほか、橋の真ん中下あたりには砂が盛り上がっている「サンドバー」がある。
また、見落とされがちだが、橋のやや下流側にはハードボトム広がっており隠れた好ポイントになっている。
ショアラインには、所々に樹木が張り出している場所があるほか、南岸(マップピン下側)には「捨て石」が多く沈んでいる場所がある。
<オススメの釣り方>
このポイントは、水通しが非常に良いので、バスが活発に捕食活動していることが多い。
独特のポップ音でアピール力が高いラウダー60を使って、広範囲に誘いをかけてみれば、激しいバイトが期待できる。
ビッグバスを狙うならショアライン沿いのカバーを狙うのがオススメ。
根掛かりしにくいカットテール4のネコリグを使って、カバーの中を大胆にせめてみればランカークラスのバイトが狙える。
まとめ
東串川の「釣りポイント」や「釣り方」を知るうえで参考になったでしょうか。
正しいポイントで、有効な釣り方をしていれば、着実にバスが釣れる可能性は高くなります。
興味のある方は、ぜひとも実践していただければと思います。
なお、今回紹介したポイント・釣り方は、あくまで一例です。
もちろんですが、季節や状況の違いによって、もっと釣れるポイント・釣り方もあるでしょう。
この記事を参考にしつつも、自分のスタイルを持って釣りを楽しんでいただければと思います(^ ^)
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